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高齢入院患者900歩/日未満でADL低下

イスラエル・高齢入院患者コホート研究

 2016年12月09日 07:20
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イメージ画像 (c)Getty Images ※画像はイメージです

 高齢入院患者は1日の歩数900歩未満がADL低下に関連することが示された。イスラエル・University of Haifa,、The Cheryl Spencer Department of NursingのMaayan Agmon氏らが、疑似実験研究Walk FOR(Functional Outcome and Recovery)で行われた前向きコホート研究の予備解析結果を、JAMA Intern Med2016年12月5日オンライン版)に発表した。

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1日歩数と機能低下との関連を検討

 最近の研究で、フレイルまたは内科病棟に入院中の高齢者の歩数は1日900歩が標準的であることが示唆されている。今回の対象は、新たに計画された入院患者身体活動促進プログラムWalk FOR導入前の2015年10~12月に、北イスラエルの大学病院の2つの内科病棟の入院患者で65歳以上の177例。最長3日間、足首に加速度計を装着し、1日の歩数を算出。認知機能、日常生活動作(ADL)および身体活動量を測定した。主要評価項目は、入院関連機能低下(Barthel Index1989年版・基本的ADL自立度が退院時5点以上低下と定義)とした。

1日900歩以上で機能低下18%

 その結果、1日の歩数は0~8,111歩と幅が大きかった。1日の歩数が900歩未満群は74例(41.8%)、900歩以上群は103例(58.2%)。年齢はそれぞれ77.2±7.1歳と74.1±6.6歳、発病前ADL(Barthel Index スコア)は 78.4±13.0と93.6±18.9であり、発病前手段的ADL、発病前身体活動(Yale身体活動調査)、一般症状重症度(Patient Health Questionnaire)、入院期間、抑うつ症状(Hospital Anxiety and Depression Scale)、併存症(チャールソン併存疾患指数)など多くの評価項目で両群間に有意差が認められた。

 入院関連機能低下は、900歩未満群の55.4%(57例)に対し、900歩以上群ではわずか18.4%(14例)だった。1日の歩数900歩以下は入院関連機能低下に有意に関連しており、多変量調整後の機能低下のオッズ比は4.7(95%CI 2.0~11.0)だった。

 今回の研究について、Agmon氏らは「単一施設で比較的機能良好な高齢者を対象とした点で限界がある。にもかかわらず、代表的な介在変数を広範囲に調整し、先行研究の不備を補ったことで、入院関連機能低下予防のための歩数1日900歩以上の推奨を支持する予備的なエビデンスを示した。これらの知見は今後、多様な高齢者集団で検証されるべきである」と述べた。

(坂田真子)

  

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