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生物学的製剤によるがん既往後のがんリスクは?

【海外短報】

 2016年12月20日 07:00
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イメージ画像 (c)Getty Images ※画像はイメージです

 がん既往歴のある関節リウマチ(RA)患者のTNF阻害薬またはリツキシマブ(RTX、日本ではRAへの使用は未承認)の新規使用によりがんの発症リスクが高まることはないと、英国のグループがRheumatology2016; 55: 2033-2039)に発表した。

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 同グループは、英国のがんレジストリと2001〜13年のBritish Society for Rheumatology Biologics Registerのデータを用いて、がん既往歴を有するRA患者のTNF阻害薬またはRTXの新規使用とその後のがん発症リスクを、がん既往歴のある合成抗リウマチ薬(sDMARD)新規使用患者との間で比較した。

 対象RA患者約1万8,000例中、がん既往歴を有する患者は425例(TNF阻害薬群243例、RTX群23例、sDMARD群159例)であった。平均約5年の追跡で、425例中101例(TNF阻害薬群53例、RTX群2例、sDMARD群46例)に新たながんの発症が認められた。

 解析の結果、1,000人・年当たりのがん発症率はTNF阻害薬群33.3例、RTX群24.7例、sDMARD群53.8例で、sDMARD群と比較した年齢、性補正後のハザード比はTNF阻害薬群が0.55(95%CI 0.35〜0.86)、RTX群が0.43(同0.10〜1.80)だった。同一部位のがん再発率はsDMARD群が17.0%、TNF阻害薬群が12.8%、RTX群が4.3%であった。

(編集部)

  

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