5学会が「急性腎障害GL」を発行
2016年12月29日 07:20
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日本腎臓学会、日本集中治療医学会、日本透析医学会、日本急性血液浄化学会、日本小児腎臓学会の5学会合同で作成した「AKI(急性腎障害)ガイドライン診療2016」が12月に発行され、そのダイジェスト版が学会公式サイトで公表された。AKIは急激な腎機能低下と腎組織障害を伴い、幅広い疾患スペクトラムを有する疾患概念であり、2004年に国際腎臓学会、米国腎臓学会などの欧米の関連学会・団体によって提唱された。国際的には、2012年にKidney Disease : Improving Global Outcomes(KDIGO)がガイドライン(GL)を発表したが、今回の5学会合同GLは日本の診療に即してつくられており、世界で初めて尿中バイオマーカーに関するクリニカル・クエスチョン(CQ)を設けた。