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心血管病予防に計画的な食事を

AHA、食事のタイミングと回数に関する声明発表

 2017年02月08日 07:10
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イメージ画像 (c)Getty Images ※画像はイメージです

 米国心臓協会(AHA)は、心血管病(CVD)予防を目的とした食事のタイミングと回数に関する新たな声明をCirculation2017年1月30日オンライン版)に発表した。同報告をまとめた米・ Columbia UniversityのMarie-Pierre St-Onge氏らは、現時点での科学的知見から「不規則な食生活が体重維持や心血管代謝の健康によくない」と指摘。患者の食事と間食のタイミングと回数への介入を主眼として、1日の総エネルギー摂取量(TEI)を計画的な間隔で配分する食事へのアプローチを提案した。

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欠食や間食で体内時計に乱れ

 米国の国民健康栄養調査によると、成人では、過去40年間で伝統的な1日3回の食事を取る成人の割合が1割以上減少し、2009~10年では男性が59%、女性が63%となった。同期間における間食からのエネルギー摂取量は、1日のTEIの23%を占めている。St-Onge氏は「食事のタイミングが末梢臓器、特に肝臓の体内時計を乱れさせることによって、心血管代謝に影響を及ぼしうる」と指摘。今回の声明では、成人を対象に食事のタイミング・回数に焦点を絞り、心血管代謝マーカーとの関連を検討した疫学および臨床研究をレビューした。

食事タイミングがCVDリスクに影響

 朝食欠食とCVDとの関連を前向きに検討した研究は2件しかない。1件は、米国の男性医療関係者を16年間追跡した研究で、朝食欠食により冠動脈疾患リスクが増加した(相対リスク1.27、95%CI 1.06~1.53)。もう1件は日本の研究で、朝食を週0~2回しか取らない人は、毎日取る人に比べて脳出血リスクが増加した(ハザード比1.36、95%CI 1.10~1.70)。一方、多くの疫学研究によると、毎日朝食を取る人は朝食を抜く人よりも高コレステロール血症と高血圧が少ない。朝食を抜く人は米国成人の20~30%を占めており、摂取栄養バランスが不適切で、肥満、糖尿病やCVDとの関連が示されている。

 同様に、食事のタイミングと回数(特に遅い時間の食事)が、肥満、高血圧、コレステロール値、血糖値、インスリン抵抗性を含むCVDリスクに関連していた。また、時折絶食することは(隔日あるいは週1~2回)、少なくとも短期的な体重減少に関連していた。

感情的摂食を防ぎ、計画的に食べる

 St-Onge氏は「肥満とエネルギーバランスを改善するための出発点として、食事のタイミングと回数に焦点を絞ることは有益と思われる。朝食を抜かない、カロリーの高い食品を1日の早い時間に食べることは、心疾患や糖尿病リスクを減らすだろう。この仮説はランダム化比較試験で検証されるべき」と述べ、大規模で長期追跡期間の研究の必要性を指摘した。

 また、患者の食事と間食のタイミングと回数を主眼とする介入について、食事への計画的アプローチを提案した()。同氏は「空腹でないとき、しばしば感情が摂食行動を誘発し、カロリーを過剰摂取してしまう。多忙な生活の中で、気晴らしでなく、事前に計画して食べることは極めて重要である」と述べた。

表. 食事への計画的アプローチ

Circulation 2017年1月30日オンライン版)

(坂田真子)

  

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