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男性ホルモン補充療法で冠動脈プラーク増加

 2017年03月16日 12:00

イメージ画像 © Getty Images ※画像はイメージです

 血清テストステロン低値の高齢男性に対するテストステロン療法により冠動脈の非石灰化プラークが増加することを示す試験結果が、米・Harbor-UCLA Medical CenterなどのグループによりJAMA2017; 317: 708-716)に発表された。

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 テストステロン療法と心血管リスクとの関係は明らかにされていない。同グループは、テストステロン低値の高齢男性への同療法は冠動脈の非石灰化プラークの進行を抑制するという仮説を検証した。

 対象は2回の測定による平均血清テストステロン値が275ng/dL未満で、性腺機能低下症が疑われる症状を呈する65歳以上の男性170例。若年男性の正常テストステロン値を維持できるように用量を調整したテストステロンジェル群に88例、プラセボジェル群に82例をランダムに割り付けた。使用期間は1年間。主要評価項目は、冠動脈CTで評価した非石灰化プラーク容積の変化とした。

 試験を完遂した138例(テストステロン群73例、プラセボ群65例)を解析対象とした。平均年齢は71.2歳だった。138例中70例(50.7%)には、登録時の冠動脈石灰化スコア(Agatstonスコア)300超の重度アテローム硬化症が認められた。

 解析の結果、1年間の非石灰化プラーク容積の増加はテストステロン群が有意に大きく、プラセボ群と比較した増加の推定差は+41mm3(95%CI 14~67mm3、P=0.003)であった。テストステロン群では全プラーク容積も有意な増加を示した(推定差+47mm3、同13~80mm3、P=0.006)。

 1年後の冠動脈石灰化スコアはプラセボ群がわずかに上昇したのに対し、テストステロン群ではわずかに低下した(推定差-27 Agatstonスコア)。

(編集部)

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