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過量服薬の入院の6割にBZ系薬

 2017年03月28日 07:05

 医薬品の過剰摂取(過量服薬)により入院した患者は全国で年間2万1,663人に上ることが医療経済研究機構主任研究員の奥村泰之氏らの研究で明らかになった。それらの患者のうち63.1%で入院前にベンゾジアゼピン受容体作動薬が投与されていた。年齢階級別では35~49歳が74%と最も多かったが、75歳以上でも59.3%と過半数が服薬していた。この成果はJ Epidemiol 2017年2月24日オンライン版に掲載された。

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 過量服薬による入院費用は年間77億円に上ると推定されている。原因となることが多い薬剤は国ごとに違いが見られ、米国ではオピオイド鎮痛薬であるのに対しわが国では睡眠薬である。しかし、過量服薬による入院に関してはエビデンスが不足しており、実態が明らかでなかった。  

 奥村氏らは、厚生労働省が運営しているレセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)を用いて、2012年10月から2013年9月までの1年間に急性中毒で入院した患者2万1,663人を特定、入院90日前から退院までの状況を調べた。

 その結果、47.8%は入院以前に精神科受診歴があった。入院前に服薬のあった向精神薬のクラスは、いずれかの向精神薬68.1%、抗不安・睡眠薬64.1%、抗精神病薬34.6%、抗うつ薬33.1%など。代表的な抗不安・睡眠薬であるベンゾジアゼピン受容体作動薬は入院前に63.1%の患者が服薬していた。

 過量服薬の原因薬剤を診断名から確認しようとしたものの、64.0%が特定困難だった。判明した薬剤は、鎮静・睡眠薬など21.9%、その他の向精神薬6.0%、循環器薬4.9%などだった。原因薬剤が循環器薬だった割合を年齢階級別に見ると、75歳以上が24.3%で圧倒的に多かった。

(牧野勇紀)

  

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