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静注血栓溶解療法が有益な脳梗塞患者は?

【海外短報】

 2017年04月08日 10:00

イメージ画像 © Getty Images ※画像はイメージです

 発症時刻不明(UKO)の脳梗塞に対するアルテプラーゼ静注による血栓溶解療法に有益性は認められないと、スペインのグループがStroke2017; 48: 720-725)に発表した。

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 UKO脳梗塞は血栓溶解療法の適応外である。同グループは、脳梗塞に対するアルテプラーゼ静注血栓溶解療法の安全性と有効性を、発症4.5時間以内の適応患者とUKO患者で比較した。

 Safe Implementation of Treatment in Stroke-International Stroke Thrombolysis Registry(SITS-ISTR)から、2010~14年にアルテプラーゼ静注血栓溶解療法を受けた急性脳梗塞患者4万5,377例(うち適応患者4万4,875例、UKO患者502例)のデータを解析した。主要評価項目は治療後22~36時間の神経画像検査による症候性脳内出血、死亡および治療後3カ月時点におけるmodified Rankin Scale(mRS)スコアで評価した機能的転帰とした。

 症候性脳内出血のリスクは両群同等(補正オッズ比1.09、95%CI 0.44~2.67)で、mRSスコア0~2の良好な機能的自立に有意差はなかった(同0.79、0.56~1.10)。しかし、死亡リスクはUKO群が有意に高かった(同1.58、1.04~2.41)。UKO群と比べ適応群は、mRSの全範囲を通じて障害が少なかった(共通補正オッズ比1.29、95%CI 1.01~1.65)。

(編集部)

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