【解説】脳血管内治療の普及を後押しする結果
吉村紳一氏、MR CLEAN長期予後の成績にコメント
2017年04月18日 07:00
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一定の条件を満たした急性期脳梗塞に対し、標準治療と比べて有意な機能的予後の改善をもたらすとして大きな期待を寄せられている血栓回収療法(血管内治療)。先ごろ、同治療の有効性を初めて示したランダム化比較試験(RCT)であるMR CLEAN※の参加者を2年間追跡した結果、引き続き同治療による機能的予後の改善効果が認められたとする長期予後の成績がN Engl J Med (2017; 376:1341-1349)に発表された(関連記事)。「わが国における脳血管内治療の普及を後押ししてくれる報告」と期待を寄せる兵庫医科大学脳神経外科学主任教授の吉村紳一氏に、今回の長期追跡結果の意義について聞いた。