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複数ドナー由来便移植がUC治療に有望

【海外短報】

消化器 | 2017.04.20 07:05

イメージ画像 © Getty Images ※画像はイメージです

 複数ドナーから提供された集中的な糞便微生物移植法(FMT)が潰瘍性大腸炎(UC)の新たな治療選択肢として有望であることが確認されたと、オーストラリアのグループがLancet2017; 389: 1218-1228)に発表した。

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 FMTは新しい治療法で、UCに対する効果は明らかにされていない。同グループは、UCにおける複数ドナーからの集中的なFMTの効果を検討する二重盲検ランダム化比較試験を実施した。

 活動性UC(メイヨースコア4~10)の患者をFMT群とプラセボ群に1:1で割り付け、大腸内視鏡による糞便注入を週に5日間、8週間にわたって行った。FMTには3~7人の非血縁ドナー由来の糞便が用いられた。

 主要評価項目は、8週時点における内視鏡的寛解または奏効が確認されたステロイドフリーの臨床的寛解(メイヨースコア2以下、全サブスコア1以下、内視鏡的サブスコアの1ポイント以上の軽減)とした。

 85例を登録し、試験を完遂した81例(FMT群41例、プラセボ群40例)を解析対象とした。その結果、主要評価項目の達成はプラセボ群の40例中3例(8%)に対しFMT群では41例中11例(27%)で、達成の率比は3.6倍(95%CI 1.1~11.9、P=0.021)と有意に高いことが確認された。

 有害事象の発現率はFMT群が78%、プラセボ群が83%で、最も多かったのは自然治癒の消化器症状だった。重篤な有害事象がFMT群で2例、プラセボ群で1例に観察された。

(編集部)

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