小児への全身麻酔薬、警告文を追記
脳の発達に悪影響の可能性-FDA
2017年05月02日 07:05
米食品医薬品局(FDA)は4月27日付の安全性情報で、米国で使用されている全身麻酔薬や鎮静薬について「3歳未満の小児に対する長時間の使用により、脳発達に悪影響を及ぼす可能性がある」とする警告文を追記するなどの添付文書の改訂を承認したと発表した。複数の動物実験で全身麻酔薬や鎮静薬への曝露により発達過程にある脳内の神経細胞に悪影響が及ぶ可能性が示されたことなどを受け、FDAは昨年(2016年)12月、添付文書の改訂を指示していた(関連記事「小児の全身麻酔、発達への影響で警告」)。