脳性麻痺の補償対象数が減少
2017年05月13日 07:30
出産時になんらかの理由で重症な脳性麻痺を来した子供に対し、補償金を支払う「産科医療補償制度」の対象事例が、制度開始の2009年以降3年連続で減少していたことが分かった。このほど東京都で開かれた日本産婦人科医会記者懇談会で、産科医療補償制度原因分析委員会委員長で愛育病院(東京都)院長の岡井崇氏が明らかにした。同氏は「本制度導入に伴い第三者の見地から原因を分析し、再発防止策を示したことが脳性麻痺発生率の低下につながったと思われる」と述べた。