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入院患者が「はしか」感染、対応の方法は?〔CBnews〕

 2017年05月18日 07:30

 日本環境感染学会は、麻疹(はしか)や風疹などに関する「Q&A」を公開した。「入院していた患者が退院後に麻疹と検査診断されました」といった質問には、空調を共有する場所にいた場合、緊急対策の対象となる可能性を指摘。医療関係者が対象となった場合は、出勤停止などの措置が必要としている。

 麻疹をめぐっては、一部の地域で集団発生が起きており、今年の患者報告数(10日時点)は、2015年の報告数(35人)を大きく上回る157人を記録。16年の報告数(159人)を上回るペースで患者が増えている。

 「Q&A」は、主に医療関係者の対応をまとめたもので、▽ワクチン接種記録▽入職時の抗体検査▽罹患歴▽院内での患者発生-などの対策を取り上げている。

 例えば、2回のワクチン接種の記録があるケースに関しては、1歳以上で2回受けていることを記録で確認することを推奨。その理由として、0歳での接種は免疫の獲得が不十分なため、接種回数には含まれないことを挙げている。

 また、麻疹が空気感染で伝播することを挙げ、患者と直接接触しなくても予防接種が必要と説明。麻疹と診断された人と空調を共有する場所や同じ空間にいた場合、感受性者(抗体を持たない人など)は、緊急対策の対象になるとの見解を示している。

 ワクチンの供給量によっては、患者発生後の対応では間に合わない恐れもあるため、「患者発生があってから慌てることがないように、医療機関での実習、勤務をする場合は、その前に対応を済ませて」と呼び掛けている。

(2017年5月17日 新井哉・CBnews)

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