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低用量薬剤被覆バルーンはPADに安全・有効

【海外短報】

 2017年06月28日 07:00

イメージ画像 © Getty Images ※画像はイメージです

 症候性の末梢動脈疾患(PAD)に対する経皮的血管形成術(PTA)の安全性と有効性を、低用量の薬剤被覆バルーン(DCB)と非DCBで比較した試験において低用量DCBの優位性が確認されたと、ドイツとオーストリアの共同研究グループがCirculation2017; 135: 2227-2236)に発表した。

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 多くの試験で、浅大腿膝窩動脈の症候性PADに対するDCBを使用したPTAの良好な結果が報告されている。しかし、非DCBによるPTAと比較した治療効果は試験によって大きな差があり、高用量DCBで良好な結果が観察されている。同グループは、パクリタキセル(表面用量2μg/mm2)で被覆した次世代の低用量DCBの安全性と有効性を評価する前向きランダム化多施設単盲検試験を実施した。

 症候性PAD患者を低用量DCB群と非DCB群に3:1で割り付け、PTAを施行した。安全性の主要評価項目は①PTA後30日以内の機器および手技関連死亡②標的下肢の切断③手技後12カ月間の標的病変の血行再建-がなかった患者の割合、有効性の主要評価項目はPTA後12カ月時の一次開存率とした。

 事前拡大成功後、低用量DCB群に222例(254病変)、非DCB群に72例(79病変)を割り付けた。病変の長さの平均はそれぞれ7.2cm、7.1cm、完全閉塞病変は19.2%、19.0%だった。

 解析の結果、安全性の主要評価項目の達成率は低用量DCB群が94.1%、非DCB群が83.3%(群間差10.8%、95%CI 0.9~23.0%)で、低用量DCB群の優位性が確認された。有効性でも低用量DCB群が優位で、12カ月時点の一次開存率は83.9%対60.6%(P<0.001)であった。

(編集部)

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