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適量のアルコール摂取でも脳に悪影響

【海外短報】

 2017年07月09日 06:00

イメージ画像 © Getty Images ※画像はイメージです

 適度な飲酒であっても、海馬の萎縮など脳に有害な影響があることが分かった。英国のグループがBMJ2017; 357: j2353)に発表した。

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 同グループは、適量のアルコール摂取が脳の構造や機能になんらかの影響を及ぼすかどうかを検討した。対象は英国のWhitehallⅡ研究(1985~2015年)の参加者のうち、2012~15年に脳MRI検査を受けた男女550例(登録時の平均年齢43.0歳)。30年間にわたって収集したデータから、1週間のアルコール摂取量(1単位はアルコール8g、アルコール度数5%のビール200mL相当)と認知機能との関係を解析した。

 主要評価項目は海馬萎縮、灰白質密度、白質微細構造などの脳の構造の変化と、研究期間中の認知機能低下およびMRI検査時の認知能力とした。

 検討の結果、追跡30年間のアルコール摂取は用量依存的に海馬萎縮のリスクと関係していた。アルコール非摂取群と比較した海馬萎縮のリスクは、週30単位以上の多量摂取群で最も高かった(オッズ比5.8、95%CI 1.8~18.6、P≦0.001)。また、週14~21単位の適量摂取群であっても右側海馬の萎縮リスクが3倍以上高く(同3.4、1.4~8.1、P=0.007)、週1~7単位未満の少量摂取群に関しては保護的効果は認められなかった。さらに、アルコールの多量摂取は脳梁の微細構造の変化や言語流暢性の急速な低下とも関係していた。

(編集部)

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