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β遮断薬で洞調律HFrEF患者の死亡減少

【海外短報】

 2017年07月11日 06:10

イメージ画像 © Getty Images ※画像はイメージです

 洞調律で左室駆出率低下を伴う心不全(HFrEF)患者へのβ遮断薬投与は治療前の心拍数にかかわらず死亡を減らすと、国際共同研究グループ(Beta-Blockers in Heart Failure Collaborative Group)がJ Am Coll Cardiol2017; 69: 2885-2896)に発表した。

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 洞調律または心房細動(AF)を合併するHFrEF患者の死亡と心拍数との関係は依然として不明である。同グループは、HFrEF患者を対象にしたβ遮断薬とプラセボの二重盲検ランダム化比較試験11件(洞調律1万4,166例、AF 3,034例)の個別患者データを用いてメタ解析を行い、登録時とランダム化後約6カ月時点で測定した心拍数と全死亡との関係を検討した。

 解析の結果、登録時の心拍数高値は洞調律例では全死亡リスクの上昇と関係し、心拍数が10拍/分増加するごとの補正ハザード比(aHR)は1.11(95%CI 1.07~1.15、P<0.0001)であった。AF例ではこの関係は認められなかった(同1.03、0.97~1.08、P=0.38)。β遮断薬の使用は洞調律、AFの双方で心拍数の12拍/分低下と関係していた。

 洞調律例のβ遮断薬使用群は登録時の心拍数にかかわらず、プラセボ群に比べ全死亡リスクが有意に低かった(aHR 0.73、95%CI 0.67~0.79、P<0.001)。対照的に、AF例では心拍数にかかわらず、β遮断薬による全死亡リスクの低下は認められなかった(同0.96、0.81~1.12、P=0.58)。

 低い安静時心拍数の達成は治療に関係なく洞調律例においてのみ良好な予後と関係し、心拍数の10拍/分増加ごとの全死亡HRは1.16(95%CI 1.11~1.22、P<0.0001)と有意に高かった。

(編集部)

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