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アトピー患者の25%は精神的悩みを伝えず

 2017年07月20日 06:05
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 アトピー性皮膚炎(AD)患者の4人に1人は症状による精神的な悩みを全く医師に伝えていないという実態が、AD患者を対象にサノフィが実施したとしたアンケートにより明らかになった。先ごろ、東京都内で開かれたメディアセミナー(主催:サノフィ)で、この結果について日本医科大学千葉北総病院皮膚科部長の幸野健氏は「AD患者は抑うつ、不安、睡眠障害など症状に付随するメンタル関連の有病率が高い。そうした患者の特性を理解し、十分なコミュニケーションを図り積極的にサポートを行っていく必要がある」と述べた。

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「医師とのコミュニケーションに満足」は約4割

 今回の患者意識調査は、2016年5月26日〜6月2日にインターネット上で行われ、15〜69歳のAD患者男女1万300人から回答が得られた。それによると、AD治療に対する満足度について「症状の改善効果」は53.8%が満足(とても満足+満足+やや満足)と回答したが、「医師とのコミュニケーション」は39.7%(同)と低い満足度にとどまっていた。

「診察時間」の平均は4.2分で、3分以下が約55%、うち2分以内が約31%を占めた。医師とのコミュニケーションに満足していると回答した患者の診療時間は「5分」だった。医師が「日常生活上のアドバイスをしてくれる」との回答は32.5%だったが、「日常生活で困っていることがないか確認してくれる」医師は16.5%と少なかった。

症状に付随した悩みは伝えづらい

「診察時に医師に伝えたいことを伝えられているか」との問いに、「伝えられている」と回答した割合は「現在の症状」が72.4%であったのに対し、「症状による精神的な悩み」は37.7%にすぎなかった。一方、「症状による精神的な悩み」を「全く伝えられていない」と回答した人は25.8%にも上った。すなわち、AD患者の4人に1人は症状による精神的な悩みを全く医師に伝えていないことが明らかとなった。

 「いつ症状が出るか分からないのでビクビクする」「ADが完治していないことへの不安がある」「見た目が気になる」といった症状に関連する内容は比較的伝えられていたが、「自分に自信が持てない」「人と接するのがおっくうになる」「恋愛や結婚ができないことへの不安」といった内容はあまり伝えられていなかった。なぜ「症状に付随して起こる悩みを医師に伝えていないか」との質問には、「医師に話すほどのことでもない」「医師に話したところで解決しない」「医師が忙しそうにしているので、時間を取ってもらうのは申し訳ないと思う」などの回答が多かったという。

 この結果について、幸野氏は「さまざまな皮膚疾患の中で、QOLが最も低いといわれているADは症状に付随する抑うつ、不安、睡眠障害などメンタル関連の有病率が高い。そうした患者の特性を考慮し、十分なコミュニケーションを図り積極的にサポートを行っていく必要がある」と指摘した。

伊藤 茂

  

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