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糖尿病性勃起不全の頻度が明らかに

145研究のメタ解析

 2017年07月26日 12:10

イメージ画像 © Getty Images ※画像はイメージです

 糖尿病患者では勃起不全(ED)がよく見られるが、その頻度は不明である。フランス・Maritime HospitalのY. Kouidrat氏らは、糖尿病の男性では半数以上がEDの症状を呈し、その頻度は健康な男性の約3.5倍に上るとするメタ解析の結果を、Diabetic Medicineオンライン版(7月18日付)に報告した。

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研究間の異質性大きく全体の調整後有病率は52%

 Kouidrat氏らは、糖尿病におけるEDの相対的有病率を明らかにするため、2016年11月以降に報告された1型および2型糖尿病患者のEDに関する研究145件、男性8万8,577例(年齢55.8±7.9歳、23.4~71.7歳)のメタ解析を行った。アジアでの研究が61件(41.8%)と最も多く、次いで欧州が48件(32.9%)、北米が17件(11.6%)、アフリカが15件(10.3%)となっていた。14件を除いて外来患者が対象。EDの診断は、145件中90件で国際勃起機能スコア(IIEF-5)が用いられていた。

 糖尿病の男性におけるED有病率は35~80%と研究間の違いが大きかった(異質性I2 = 99%)。交絡因子調整後の糖尿病におけるED有病率は全体で52.5%(95%CI 48.8~56.2)と推定された。

1型よりも2型糖尿病、平均年齢60歳以上でより高率

 ED有病率は南米、オセアニア、アフリカでは71~75%と高く、アジアで67%、欧州で53.6%、北米で35%となっていた。病型別のED有病率は、1型に比べて2型で有意に高かった(P<0.0001)。1型のみ(12件:5,604例)、2型のみ(70件:4万4,488例)および両方の型を含む(18件:2万61例)研究のED有病率はそれぞれ37.5%、66.3%、57.7%と推計された(P for interaction <0.0001)。さらに、問診票の1つであるSHIM(Sexual Health Inventory for Men)でEDを評価した研究(17件、82.2%)および対象者の平均年齢が60歳以上の研究(23件、66.7%)では有意に高かった。

 高血圧の男性をより高率に含む研究が今回の結果に影響を与えていた(β=0.03、95%CI 0.008~0.040、P = 0.003、R2 = 0.00)。糖尿病群(863例)と健康な対照群(5,385例)を比較した研究は8件あり、糖尿病によりEDリスクが約3.5倍に増加することが示された(オッズ比3.62、95%CI 2.53~5.16、P<0.0001、I2 = 67%)。

 Kouidrat氏らは「年齢や新血管リスク因子とEDとの関連はよく知られており、そのことが今回の研究によっても裏付けられた。臨床医は、糖尿病の男性の新血管リスク評価の一部としてEDのスクリーニングを念頭に置く必要がある」と述べている。

坂田真子

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