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半月板損傷に自家幹細胞移植の治験始まる

 2017年07月31日 06:00

 東京医科歯科大学病院は、半月板損傷に対して自家培養滑膜幹細胞の移植と形成的修復術を組み合わせた新たな治療法の医師主導治験を8月から開始すると、発表した。現在約8割の半月板損傷に行われている切除術では術後の変形性膝関節症のリスクが伴うが、新たな治療法ではそのリスクを回避できる可能性がある。半月板損傷に対する幹細胞移植の治験はわが国で初。治験の結果を基に再生医療等製品としての承認を目指す。

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目標症例は10例

 この治療法は、同大学の統合研究機構再生医療研究センターと大学院運動器外科学分野が共同で開発した。今回の治験に先立ち、自家培養滑膜幹細胞を移植する臨床研究を5例行っており、安全性と有効性を確認している。

 半月板損傷の治療法には切除術の他に半月板を温存する縫合術もあるが、適応が限られる上、再断裂の可能性もある。「形成修復術」は比較的弱い張力で縫合する方法で、その縫合により半月板の形を修復することが狙い。ここに幹細胞移植を行うことで半月板の再生を高めることが期待できるという。

 実際の治療では、形成的修復術を行う際に患者の滑膜を採取、2週間後に培養した幹細胞を移植、それから50週間観察を行う。目標症例は10例。募集内容は、7月末から同大学ホームページに掲載するとしている。

(牧野勇紀)

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