進行がん患者は院内心停止後の生存率が低い
米国・2006~10年の院内心停止4万7,000例を解析
2017年08月09日 07:00
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米国の2006~10年の院内心停止4万7,000例を対象とした後方視的研究の結果から、進行がん患者の院内心停止後の生存率は、非進行がん患者の約半分であることが示された。米・University of Rochester Medical CenterのJeffery Bruckel氏らが、J Oncol Pract (2017年8月1日オンライン版)に報告した。今回のデータについて、米国臨床腫瘍学会(ASCO)専門医のMerry Markham氏は「このようなデータを提示できれば、終末期医療についての患者・家族との難しい議論に判断材料が提供されるだろう」とコメントしている(関連記事「がん患者の治療中止、『適切な時期』はいつか」)。