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抗精神病薬増強療法でうつ寛解達成率が向上

【海外短報】

 2017年08月10日 07:00

イメージ画像 © Getty Images ※画像はイメージです

 抗うつ薬治療が奏効しない大うつ病性障害(MDD)の寛解達成には他の抗うつ薬に変更するよりも、使用している抗うつ薬に非定型抗精神病薬のアリピプラゾールを併用する増強療法が有効であると、米国のグループがJAMA2017; 318: 132-145)に発表した。

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 MDD患者のうち、初回抗うつ薬治療で寛解を達成する割合は3分の1に満たない。同グループは、米国の退役軍人保健局医療センター35施設で非精神病性MDDと診断され、初回抗うつ薬治療が奏効しなかった1,522例を対象にランダム化比較試験を実施。他の抗うつ薬への変更と他の薬剤を併用する増強療法との寛解達成における有効性と安全性を比較した。

 抗うつ薬を非定型抗うつ薬bupropionに変更する群に511例、使用抗うつ薬にbupropionを併用するbupropion増強群に506例、アリピプラゾールを併用するアリピプラゾール増強群に505例を割り付けた。主要評価項目は治療12週時の寛解〔16項目簡易抑うつ症状尺度の臨床医評価(QIDS-C16)スコアが2回連続で5以下〕、副次評価項目は奏効〔同スコアの50%以上低下または臨床的な総合印象による改善度(CGI-I)尺度の改善〕、有害事象などとした。

 その結果、12週時の寛解達成率は薬剤変更群が22.3%、bupropion増強群が26.9%、アリピプラゾール増強群が28.9%で、アリピプラゾール増強群は薬剤変更群に比べ寛解達成率が有意に高かった(相対リスク1.30、95%CI 1.05~1.60、P=0.02)。アリピプラゾール増強群の奏効率は74.3%で、他の2群より高かった(薬剤変更群62.4%、bupropion増強群65.6%)。Bupropionを使用した2群は不安の頻度が高かった。有害事象の頻度はアリピプラゾール増強群で高く、傾眠やアカシジア、体重増加が含まれた。

(編集部)

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