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厳格降圧で左室肥大の発症抑制、退縮促進

【海外短報】

 2017年08月19日 06:30

イメージ画像 © Getty Images ※画像はイメージです

 高血圧患者に対する収縮期血圧(SBP)120 mmHg未満を目標とする厳格な降圧は左室肥大(LVH)の発症を抑制し、LVHの退縮を促進すると、米国のSPRINT試験グループがCirculation2017; 136: 440-450)に発表した。

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 この知見は同試験のサブ解析から得られた。対象は、糖尿病のない高血圧患者8,164例(平均年齢67.9歳)。4,086例が厳格降圧群(目標SBP 120mmHg未満)、4,078例が標準降圧群(同140mmHg未満)にランダムに割り付けられた。追跡期間の中央値は3.81年で、登録時とその後2年ごとに記録した標準12誘導心電図から、Cornell電圧基準により定義したLVHの進行と退縮を両群で比較した。

 また、同試験における心血管疾患(CVD)イベント(心筋梗塞、急性冠症候群、脳卒中、心不全、CVD死の複合)に対する降圧の影響を、時変共変数としてのLVHの補正前後で比較した。

 その結果、登録時にLVHがなかった7,559例では、厳格降圧群は標準降圧群に比べLVHの発症リスクが46%低かった〔ハザード比(HR)0.54、95%CI 0.43~0.68〕。登録時にLVHが認められた605例では、厳格降圧群は標準降圧群に比べLVHの退縮╱改善率が66%高かった(同1.66、1.31~2.11)。

 一方、LVH補正前後とも厳格降圧によるCVDイベントの有意な減少は見られず、厳格降圧群の標準降圧群に対するCVDイベントのHRはLVH補正前が0.76(95%CI 0.64~0.90)、補正後が0.77(同0.65~0.91)であった。

(編集部)

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