レム睡眠中の呼吸障害が糖尿病網膜症と関連
2017年09月26日 11:15
睡眠呼吸障害による間欠的な低酸素血症は、交感神経系を活性化し、血糖値や血圧を上昇させるとともに、酸化ストレスや慢性炎症を誘導する。これらはいずれも糖尿病網膜症の危険因子として知られており、睡眠呼吸障害は糖尿病網膜症を悪化させる可能性がある。虎の門病院(東京都)内分泌代謝科の西村明洋氏は、2型糖尿病患者のレム睡眠時の無呼吸低呼吸指数(REM-AHI)に着目した解析結果を第53回欧州糖尿病学会(EASD 2017、9月11~15日、リスボン)で発表し、糖尿病網膜症との関連が認められたことを明らかにした。