レンズの選択肢増える白内障治療
2017年09月29日 06:10
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眼の水晶体が白く濁り視力が低下する白内障の治療においては、眼内レンズの種類が増え、選択肢が格段に広がった。しかし、「遠近両用」をうたう多焦点眼内レンズ(先進医療で自己負担)による治療後に、かすみやまぶしさ、視力不良などの理由で再手術に至るケースが見られるなど、新たな問題も生じている。9月20日に東京都内で行われた日本眼科医会主催の記者懇談会で筑波大学眼科教授の大鹿哲郎氏は「眼内レンズの選択肢が増えたことに伴い、治療後のライフスタイルを考え、優先する点などについて患者とよく相談した上でレンズを選択をすべき」と述べた。