ビタミンD補充で2型糖尿病の血糖値が改善
【海外短報】
2017年10月16日 06:00
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© Getty Images ※画像はイメージです
2型糖尿病患者へのビタミンD補充で血糖値とインスリン抵抗性が改善されると、カナダなどのグループがJ Clin Endocrinol Metab(2017; 102: 3097-3110)に発表した。
同グループは、2型糖尿病患者に対するビタミンD補充がHbA1c、空腹時血糖値(FPG)、インスリン抵抗性指数(HOMA-IR)に及ぼす影響を評価した前向き臨床試験のメタ解析を行った。
比較試験24件における2型糖尿病患者1,528例を解析対象とした。その結果、ビタミンD補充群では血清25-ヒドロキシビタミンD値の有意な上昇(全体で平均17±2.4ng/mL上昇)と、HbA1c(平均差-0.30%、P<0.001)、FPG(同-4.9mg/dL、P=0.003)、HOMA-IR(同-0.66、P=0.001)の有意な低下が認められた。
(編集部)
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