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脳卒中急性期のルーチン酸素投与に益無し

【海外短報】

 2017年10月31日 06:00
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イメージ画像 © Getty Images ※画像はイメージです

 低酸素症がない脳卒中急性期の患者に対する低用量の予防的酸素投与に死亡や障害を減少させる効果は認められないと、英国のグループがJAMA2017; 318: 1125-1135)に発表した。

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 低酸素症は急性脳卒中後の最初の数日間に好発するが、間欠的なことが多く、検出されない場合もある。同グループは、ルーチンの予防的低用量酸素投与は適応がある場合の酸素投与に比べて90日後の死亡や障害を減少させるか、また、低酸素症の頻度が高いもののリハビリテーションへの影響が少ないと考えられる夜間のみの酸素投与が持続的酸素投与より効果的かどうかを検討する多施設ランダム化比較試験を実施した。

 対象は、入院後24時間以内で酸素療法の明確な適応または禁忌がない成人の急性脳卒中患者8,003例。72時間の持続的酸素投与群に2,668例、3日間の夜間(21時~7時)酸素投与群に2,667例、対照群(臨床的適応がある場合のみ酸素を投与)に2,668例を割り付けた。登録時の酸素飽和度が93%以下の場合は3L/分、93%超の場合は2L/分で、経鼻チューブにより酸素投与を行った。主要評価項目は90日後の修正Rankin Scaleスコアとした〔順序ロジスティック回帰分析により障害度が1レベル改善(低下)する共通オッズ比(OR)を算出し、OR 1.00超を改善とした〕。

 8,003例の平均年齢は72歳、男性が55%で、米国立衛生研究所脳卒中スケール(NIHSS)スコアの中央値は5、登録時の平均酸素飽和度は96.6%だった。主要評価項目の解析対象は7,677例であった。

 その結果、対照群と比較した持続+夜間酸素投与群の転帰改善の未補正ORは0.97(95%CI 0.89~1.05、P=0.47)、持続投与群対夜間投与群のORは1.03(同0.93~1.13、P=0.61)で、いずれも有意差は認められなかった。

(編集部)

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