潰瘍性大腸炎、LCAP寛解達成例の予後
1年間の非再燃率は60%超
2017年11月02日 08:00
潰瘍性大腸炎に対する白血球除去(LCAP)療法(読み解くためのキーワード:白血球除去療法)は、大規模使用成績調査REFINE-LCAP研究により寛解導入療法としての有用性が確立されたが、長期予後についての報告はほとんどない。北里大学北里研究所病院炎症性腸疾患先進治療センター副センター長の小林拓氏は「LCAPで寛解達成後1年間の非再燃率は63.6%と比較的良好な予後が得られた」と第25回日本消化器関連学会週間(JDDW 2017、10月12〜15日)で報告した。この結果は、J Gastroenterol(2017年6月8日オンライン版)にも発表されている。