AKI回復期の患者で栄養不良リスクが増加
2017年11月13日 06:05
急性腎障害(AKI)の回復期における栄養状態の役割は研究されていない。回復する腎臓において蛋白制限は尿細管への負荷を軽減できるが、栄養不良を伴うことが多く、患者アウトカム全体に悪影響を及ぼす可能性がある。米・University of California, San DiegoのEtienne Macedo氏らは、AKIから慢性腎臓病(CKD)への進行の防止を目指して進められている臨床試験の中間解析結果を米国腎臓学会・腎臓週間(ASN Kidney Week 2017、10月31日〜11月5日、ニューオーリンズ)で発表。ステージ2/3のAKIエピソードからの回復期にある患者で、栄養不良のリスクが増加していることを明らかにした。