薬剤耐性対策に新たなサーベイランスを計画
AMR臨床リファレンスセンター
2017年11月14日 11:35
国立国際医療研究センター病院AMR臨床リファレンスセンター(AMRCRC)は11月8日、「世界抗菌薬啓発週間」(同13~19日)を前に、「薬剤耐性(AMR)対策の現状と取り組み」セミナーを開催した。抗菌薬の不適切な使用により薬剤耐性菌が世界的に増加し、対策を講じなければ2050年には薬剤耐性菌による死者が世界で1,000万人を超えると想定されている。同セミナーではこうした現状に警鐘を鳴らし、医療従事者に加えて一般市民への普及啓発の必要性を強調した。また、AMR対策の柱として全国規模の包括的サーベイランスの構築が計画されており、同センターセンター長の大曲貴夫氏がその内容を明らかにした。