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モルヒネ静注で急性心不全の短期死亡率上昇

【海外短報】

 2017年11月15日 06:40
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イメージ画像 © Getty Images ※画像はイメージです

 急性心不全に対してモルヒネの静注を受けた患者は非投与患者に比べ30日死亡率が高いと、スペインなどのグループがChest2017; 152: 821-832)に発表した。

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 急性心不全患者には、鎮静作用による呼吸困難の軽減を主な目的としてモルヒネの静注が行われることがある。同グループは、2011~14年にスペインの救急部34施設を受診し急性心不全と診断された患者を対象に、モルヒネ静注と短期死亡との関係を検討した。

 主要評価項目は30日後の全死亡率、副次評価項目は30日後までの異なる時点での死亡率、院内死亡率、入院期間とした。疫学、登録時の患者背景、臨床、治療に関連する46因子の傾向スコアにより、モルヒネ投与群と非投与の対照群を1:1でマッチングさせた。

 登録患者は6,516例(女性56%、平均年齢81歳)で、モルヒネ投与群416例、対照群6,100例であった。全体で635例(モルヒネ投与群111例、対照群524例)が30日後までに死亡した。傾向スコアによりマッチングされた患者は275組だった。

 解析の結果、モルヒネ投与群は対照群に比べ30日後の全死亡率が有意に高かった〔55例(20.0%)対35例(12.7%)、ハザード比1.66、95%CI 1.09~2.54、P=0.017〕。モルヒネ投与群の死亡は高血糖と正相関(P=0.013)、登録時のBarthel Indexおよび救急部受診時の収縮期血圧と逆相関(ともにP=0.021)の関係を示した。

 モルヒネ投与群は対照群に比べて30日後までのいずれの時点においても死亡率が高く、最も死亡リスクが高かったのは3日目であった〔22例(8.0%)対7例(2.5%)、オッズ比3.33、95%CI 1.40~7.93、P=0.014〕。院内死亡率と入院期間に有意な群間差はなかった。

(編集部)

  

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