涙液減少型ドライアイは摩擦の関与大
BUT短縮型との比較検討
2017年12月01日 06:20
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ドライアイの病態を構成する要素として、開瞼維持時の「涙液層の安定性低下」と瞬目時の「摩擦亢進」がある。また、ドライアイの臨床的なサブタイプとして、涙液減少型ドライアイ(涙液減少型DE)と涙液層破壊時間(BUT)短縮型ドライアイ(BUT短縮型DE)があるが、これらのサブタイプで開瞼維持時の「涙液層の安定性低下」と瞬目時の「摩擦亢進」の関与する程度がどのように違っているのかは、まだ分かっていない。京都府立医科大学眼科学教室の加藤弘明氏はドライアイの臨床所見を検討し、両サブタイプの間で関与する要素の違いを明らかにしたと、第71回日本臨床眼科学会(10月12〜15日)で報告した。