研修医制度、大都市圏集中が徐々に緩和
厚労省、2018年度の実施体制公表
2017年12月13日 06:30
2名の医師が参考になったと回答
2004年度に導入された医師臨床研修制度(新制度)では、診療に従事する医師は基本的な診療能力を身に付けるために、指定を受けた臨床研修病院や大学病院において2年以上の臨床研修を受けることが必修化された。しかし、新制度の導入により研修医の基本的な診療能力の向上が見られる一方、都市部に研修医が集中しやすいなどの問題が指摘されている。厚生労働省は12月11日、来年(2018年)度の医師臨床研修の実施体制を公表、「大都市圏を除く道県での募集定員割合は、新制度導入以降最大の水準に達した」としている。