乳児期消化器感染症がセリアック病に関係か
【海外短報】
2017年12月29日 06:30
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乳児期の消化器感染症が将来のセリアック病と関係することを示唆するデータが、ドイツのグループによりAm J Epidemiol(2017; 186: 1277-1280)に発表された。
同グループは、2005~07年に同国バイエルン州で出生した小児29万5,420例の四半期ごとの感染症に関する情報を含むレセプトデータを解析した。
性、出生月、過去の受診回数を補正後の乳児期の感染症と将来のセリアック病との関係を検討した結果、リスクが最も高かったのは乳児期の消化器感染症(ハザード比1.32、95%CI 1.12~1.55)、次いで呼吸器感染症(同1.22、1.04~1.43)であった。特に、乳児期の消化器感染症の反復は、その後のセリアック病のリスク上昇と関係していた。
(編集部)