発症後6~16時間の血栓回収療法で機能改善
急性期脳梗塞のDEFUSE 3試験
2018年02月28日 06:05
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米・Stanford UniversityのGregory W. Albers氏らは、発症後6~16時間で梗塞していない救済可能な虚血領域が認められる急性期脳梗塞患者を対象に、血栓回収療法(血管内治療)の有効性を検討した多施設オープンラベルランダム化比較試験DEFUSE 3の結果をN Engl J Med(2018; 378: 708-718)に発表した。組織プラスミノーゲンアクチベータ(t-PA)静注療法による標準薬物療法のみを実施した群と比べて、血栓回収療法を追加した群では90日後の機能的転帰が良好であった。なお、中間解析で事前に設定した有効性の限界値を超えたため、同試験は早期中止となった。(関連記事「米・脳梗塞急性期管理GLを改訂」「発症6~24時間後も血管内治療は有効」)