乳卵菜食と地中海食で減量効果は同等
イタリア・クロスオーバーRCT
2018年03月09日 06:20
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イタリア・University of FlorenceのFrancesco Sofi氏らは、低~中リスクの過体重・肥満者を対象に、低カロリーの乳卵菜食(lacto-ovo vegetarian diet;Vd)と、低カロリーの地中海食(Mediterranean diet ;MD)による3カ月の食事介入が心血管リスクに及ぼす影響について、非盲検クロスオーバーランダム化比較試験(RCT)で検討。その結果、VdとMDはともに体重、BMIおよび総脂肪量を減少させるために有効で、両者の効果に有意差がなかったと、Circulation(2018年2月26日オンライン版)に発表した。一方、脂質改善効果には違いがあり、VdはLDLコレステロール(LDL-C)の低下に、MDはトリグリセライド(TG)の低下により有効であったという。(関連記事「地中海食でCVD高リスク者のHDL機能を改善」「2型糖尿病の血糖管理に最善の食事療法は?」)。