PCSK9阻害薬は心臓血管手術後再発予防に有用
2018年04月16日 06:15
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冠動脈バイパス術後の長期開存性を維持するためには厳格な脂質低下が必要である。しかし、スタチンを最大量で用いてもLDLコレステロール(LDL-C)が低下しない治療抵抗性脂質異常症患者が全手術症例の10%程度に見られるという。日本大学心臓血管外科学分野講師の瀬在明氏は、心臓血管手術後患者の二次(再発)予防におけるPCSK9阻害薬エボロクマブによる脂質低下療法の有効性と安全性を検討する目的で、非ランダム化単一アームの前向きオープン試験EVOLUTION trialを実施。その6カ月時点の成績を第82回日本循環器学会(3月23〜25日)で紹介した。