脳卒中発症に関わる22の遺伝的変異を同定
52万人分のゲノム解析から発見
2018年04月17日 12:01
2名の医師が参考になったと回答
脳卒中は世界で2番目に多い死因だが、分子レベルでの発症メカニズムはまだ十分解明されておらず、新たな治療法の開発も進んでいない。理化学研究所(理研)統合生命医科学研究センター副センター長の久保充明氏らは、民族横断的ゲノム解析を行う脳卒中国際共同研究グループ(MEGASTROKEコンソーシアム)の活動として、約52万人分の遺伝情報を用いてゲノムワイド関連解析を実施。22の遺伝的変異を含むゲノム領域(座位)を新たに同定したと、Nat Genet(2018 ; 50: 524-537)で報告した。