てんかんの発作コントロールは依然不良
【海外短報】
2018年04月26日 06:00
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© Getty Images ※画像はイメージです
この20年間で作用機序が異なる多くの抗てんかん薬(AED)が登場したものの、いまだてんかん患者の約3分の1は発作コントロールが不十分であると、オーストラリアなどのグループがJAMA Neurol(2018; 75: 279-286)に発表した。
2000年に報告された研究で、成人てんかん患者の3分の1以上がAEDによる発作コントロールが不十分であることが示されている。同グループは、英国の単施設で1982年7月~2012年10月に新たにAED治療を受けた1,795例を2014年10月まで追跡し、発作のコントロール状況を評価した。
その結果、初回のAEDレジメンで1年以上無発作が持続していた患者は906例(50.5%)で、初回失敗後の2回目、3回目、4回目以降のレジメンによる無発作維持率はそれぞれ11.6%、4.4%、2.12%にとどまっていた。
(編集部)
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