扱い難しい注射剤、オンラインで個別指導
遠隔ディテーリング最前線
2018年05月09日 06:00
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多発性硬化症(MS)の再発予防・進行抑制に用いる薬剤の1つに、インターフェロンβ-1b(商品名ベタフェロン)がある。隔日投与する皮下注製剤だが、患者本人または家族が調製、投与しなければならない上に手技が難しいため、MS患者を診る施設では患者指導が重要となる。患者の疑問や不安に自信を持って答えるためには、まず医療者が使い方に習熟する必要がある。最近活発化しているインターネットを用いた薬剤情報提供は、一方向的な説明にとどまらず、自分の手技の確認、練習の場としての活用も期待されている。