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ILRR乳がんへの術後補助化学療法の効果は?

【海外短報】

 2018年05月13日 06:00
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イメージ画像 © Getty Images ※画像はイメージです

 孤立性局所再発もしくは領域再発(ILRR)の乳がんに対する術後補助化学療法は、エストロゲン受容体(ER)陰性患者にのみ有効であることを示す国際共同試験CAROLの最終解析結果が、J Clin Oncol2018; 36: 1073-1079)に発表された。

 乳がんのILRRは遠隔転移と死亡のリスクが高い。CAROL試験は、ILRR完全切除後の化学療法の有用性を検討した非盲検ランダム化比較試験。中央値5年の追跡でER陰性ILRRへの化学療法の有意なベネフィットが示されたが、ER陽性ILRRについてはさらなる追跡が必要とされた。

 対象は162例(ER陰性58例、ER陽性104例)。以前の化学療法歴、ホルモン受容体の状態、ILRRの部位により層別化し、化学療法群に85例、化学療法非施行の対照群に77例を割り付けた。

 ホルモン受容体陽性患者には補助内分泌療法を行った。抗HER2療法の施行は任意とした。顕微鏡的断端陽性例には放射線療法を義務付けた。主要評価項目は無病生存率(DFS)、乳がん無発症期間(BCFI)、全生存率(OS)とした。

 最終解析では、中央値で9年の追跡期間中にER陰性例の27例とER陽性例の40例にDFSイベントが観察された。ER陰性例の10年DFSは化学療法群が70%、対照群が34%で有意差が認められた〔ハザード比(HR)0.29、95%CI 0.13~0.67〕。一方、ER陽性例の10年DFSはそれぞれ50%、59%で有意差はなかった(同1.07、0.57~2.00)。

 化学療法群の10年BCFIのHRはER陰性例が0.29(95%CI 0.13~0.67)、ER陽性例が0.94(同0.47~1.85)、10年OSのHRはそれぞれ0.48(同0.19~1.20)、0.70(同0.32~1.55)であった。

 これらの結果は、以前の化学療法歴、ILRRの部位、初回手術からの期間を補正した多変量解析でも一貫していた。

(編集部)

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