ドライアイにおいて角膜神経の性質が変化
眼表面の所見と自覚症状が乖離する原因に
2018年05月18日 16:14
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ドライアイ患者では涙液層の異常および角膜・結膜の上皮障害が非常に軽度であるにもかかわらず、強い不快感や痛みを訴えるケースが少なくない。こうした症例では、涙液層の異常や上皮障害を治療しても自覚症状の改善はほとんど得られない。金沢医科大学薬理学准教授の益岡尚由氏は、角膜の感覚神経の性質に変化が生じることが、ドライアイにおける涙液層の異常や上皮障害に依存しない眼不快感の発生に関与していると、第122回日本眼科学会(4月19〜22日)で解説、併せて新たな知見を報告した。