医療へのアクセスと質、日本は12位
世界疾病負担研究(GBD)2016
2018年06月04日 06:00
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米・University of Washington, Institute of Health Metrics and Evaluation(IHME)のRafael Lozano氏らは、世界疾病負担研究(GBD)2016のデータを用いて1990~2016年の世界195カ国・地域における医療へのアクセスおよび質を評価する定量的指標「Healthcare Access and Quality(HAQ)インデックス(範囲0~100)」の推移を解析。その結果をLancet(2018年5月23日オンライン版)で報告した。また今回、ブラジル、中国、英国(対象はイングランドのみ)、インド、日本、メキシコ、米国の7カ国について、国内の地域ごとのHAQインデックスについて、地域間格差の現状と1990年からの推移が検討された。2016年の日本のHAQは94で世界195カ国中12位と前回より順位を1つ下げたが、国内の地域間格差は小さく、都道府県を問わず高い水準を達成できていることが示された(関連記事「医療の質、日本は195カ国中11位」)。