中程度の湯温での入浴が睡眠を改善
日本人高齢者対象のコホート研究結果
2018年06月14日 06:05
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現代の日本人は入浴をシャワーのみで済ませることが多いが、湯船に漬かって体を温めることは良質な睡眠の秘訣ともいわれる。しかし、その温度はどれくらいがよいのかー。奈良県立医科大学総合医療学講座(西尾健治教授)の田井義彬氏らは、「平城京スタディ※」の参加者を対象に入浴が睡眠の質に及ぼす影響について検討。その結果、中程度の湯温(35.2~40.8℃)での入浴が睡眠の質を改善することが示唆されたと第32回米国睡眠学会(SLEEP 2018、6月2~6日、ボルティモア)で報告した。