日本の糖尿病合併症の実態が判明
JDCP studyベースラインデータを発表
2018年06月15日 06:00
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東京慈恵会医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科准教授でJDCPstudy研究代表者の西村理明氏は、同studyのベースラインデータについて第61回日本糖尿病学会(5月24~26日)で発表した。同studyは、2007年に開始された日本における糖尿病合併症の実態とそれらの危険因子に関する全国規模の前向き観察研究である。同氏は、糖尿病の三大合併症の合併率とともに、9年間の追跡期間中に1,000例超で発生した大血管イベントについても言及。心疾患疾患の合併率は約60%で、脳血管疾患に比べて著明に高かったと指摘した。