動脈硬化予防GL、次期改訂に向けた4提案
2018年07月25日 12:06
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日本動脈硬化学会は昨年(2017年)、5年ぶりの改訂となる『動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017』(以下、GL)を刊行した。GLに記載されているリスク区分別脂質管理目標値の中でも特に重視されたLDLコレステロール(LDL-C)では、冠動脈疾患(CHD)既往や保有する危険因子などによって異なる目標値が設定されたのに対し、トリグリセライド(TG)の目標値は空腹時150mg/dLのみが定められた。これについて、昭和大学糖尿病・代謝・内分泌内科教授の平野勉氏は第50回日本動脈硬化学会(7月12~14日)で、GLの次回改訂に向けて「本当に一律のTG目標値で十分なのか」と疑問を呈し、TG目標値の在り方に関連する4つの提言を行った。(関連記事:「動脈硬化予防GL5年ぶりに改訂」)