EGFR-TKIが微小環境に及ぼす影響とは
2020年01月08日 05:00
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進行非小細胞肺がん(NSCLC)の予後は上皮成長因子受容体(EGFR)チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)と免疫チェックポイント(CP)阻害薬の登場により大きく改善し、免疫CP阻害薬の効果予測因子として腫瘍細胞中のPD-L1発現率(Tumor Proportion Score;TPS)や腫瘍遺伝子変異量(Tumor Mutation Burden;TMB)などの腫瘍微小環境が注目されている。しかし、EGFR-TKIが腫瘍微小環境に及ぼす影響は十分に検討されていない。近畿大学病院腫瘍内科の磯本晃佑氏は、EGFR-TKI投与患者における腫瘍微小環境の変化とその後の免疫CP阻害薬の効果を検討し、第60回日本肺癌学会(2019年12月6~8日)で報告した。