根治治療法のない膵臓がんに新たな治療法
2020年02月05日 05:05
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難治がんの代表格である膵臓がんの放射線治療において、周辺臓器にダメージを与えずに粒子線の根治照射を可能にする医療機器(商品名ネスキープ)が昨年(2019年)12月に保険適用となった。アルフレッサファーマが今年1月24日に東京都で開いたプレスセミナーで、機器の開発者の1人で神戸大学病院放射線腫瘍科教授の佐々木良平氏と同院肝胆膵外科教授の福本巧氏が講演。佐々木氏は「腫瘍と腸管が近接し、粒子線治療が困難で根治的治療が行えなかった切除不能な局所進行(ステージ4A)膵臓がん患者に対する新たな治療選択肢になる」と期待を示した。