新型コロナ、血中コルチゾルが予後と関連
高濃度例で死亡リスク上昇
2020年06月25日 15:23
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行拡大により、世界的に医療現場が崩壊の危機に直面しているという報道が相次ぎ、現在も予断を許さない状況が続いている。そうした中、英・Imperial College LondonのTricia Tan氏らは、コルチゾルの血中濃度が高いCOVID-19患者では急速な症状の悪化および死亡リスクが高まるとLancet Diabetes Endocrinol(2020年6月18日オンライン版)に報告。血中コルチゾル濃度に基づき予後を予測し、より重点的な治療を行うべきCOVID-19患者を抽出できる可能性があるという。