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RET融合遺伝子陽性NSCLCに対するselpercatinib、治療歴の有無にかかわらず有効【NEJM】

 2020年09月04日 08:51
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Efficacy of Selpercatinib in RET Fusion-Positive Non-Small-Cell Lung Cancer

N Engl J Med 2020; 383: 813-824 

 RET融合遺伝子は、非小細胞肺がん(NSCLC)患者の1~2%に認められるが、これらの患者に対するRET阻害薬selpercatinibの有効性と安全性は明らかになっていない。  

 本検討は、RET融合遺伝子陽性のNSCLCに対するselpercatinibの有用性を検証した第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験で、プラチナ製剤ベースの化学療法による治療歴を有する患者群105例、未治療の患者群39例をそれぞれ別々に評価した。主要評価項目は、独立評価委員会が評価した奏効率(完全奏効および部分奏効)、副次評価項目は奏効期間、無増悪生存期間(PFS)、安全性とした。  

 解析の結果、プラチナ製剤ベースの化学療法による治療歴を有する患者群における独立評価委員会が評価した奏効率は64%(95%CI 54~73%)、奏効期間の中央値は17.5カ月で、中央値12.1カ月時点では63%の患者で奏効が持続していた。未治療の患者群においても、独立評価委員会が評価した奏効率は85%、6カ月時点では90%で奏効が持続していた。登録時に測定可能な中枢神経系への転移が認められた11例において、頭蓋内奏効率は91%であった。  

 グレード3以上の主な有害事象は高血圧が14%、アラニン・アミノトランスフェラーゼ値の上昇が12%、低ナトリウム血症とリンパ球減少症がそれぞれ6%であった。

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