ピロリ除菌後のフォローはいつまで必要?
2020年10月01日 05:30
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Helicobacter pylori(H. pylori)除菌治療は胃がんのリスクを低下させるが、除菌後長期にわたるリスクの変化については明らかにされていない。倉敷中央病院(岡山県)副院長の水野元夫氏らは、除菌後10年以上経過した症例の胃がんリスクについて検討。第106回日本消化器病学会(8月11~31日、ウェブ開催)で、「除菌後の胃がんリスクは除菌時の胃粘膜萎縮が高度な症例で最も高いが、除菌後10年以上を経過すると胃粘膜萎縮が軽〜中等度の症例でも未分化型胃がんのリスクが上昇する」と述べた。詳細はJ Gastroenterol(2020; 55: 281-288)に報告されている。
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