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Oncology Tribune

ペムブロへのシスプラチンミセル上乗せでPFS延長

頭頸部がんを対象とした第Ⅱ相試験

2020年10月26日 15:59

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 ナノキャリアは10月26日、⽶国で頭頸部がんを対象に抗PD-1抗体ペムブロリズマブへのNC-6004(シスプラチンミセル)の上乗せ効果を検討している第Ⅱ相試験において良好な成績が得られたと発表。結果の詳細は第32回EORTC-NCI-AACR SYMPOSIUM(10⽉24~25⽇、ウェブ開催)で報告された。

 同試験ではNC-6004の最⼤耐⽤量は特定されず、推奨用量は135mg/m2に決定されたという。部分奏効は4例で認められ、奏効率は25%、病勢コントロール率は87.5%であった。無増悪⽣存期間(PFS)中央値は、試験全体では4.0カ月、推奨⽤量の135mg/m2投与例(6例)では5.2カ月だった。安全性プロファイルは良好で、⽤量制限毒性は認められず、重篤な有害事象は1例(6.3%)に認められた。

 再発・転移頭頸部扁平上皮がんに対するペムブロリズマブの有効性と安全性を検討した第Ⅲ相試験KEYNOTE-040におけるペムブロリズマブ群の奏効率は14.6%、PFSは2.1カ月であり(Ann Oncol 2018; 29: VIII373-VIII374)、今回の結果はこの成績を上回っていた。

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